Anthropic、Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 を発表 同じモデルを安全対策の強さで出し分け
Anthropic は9月15日、Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 を発表しました。2つは同じモデルで、安全対策の強さが異なります。Fable 5.1 は一般提供、Mythos 5.1 はサイバーセキュリティと生命科学の審査制プログラムを通じてのみ提供されます。
2つのモデルの関係
Anthropic は2026年9月15日、Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 を発表しました。同社はコーディングと知的作業で最も進んだモデルと説明しています。2つは同じモデルで、安全対策の強さだけが違います。
| Fable 5.1 | Mythos 5.1 | |
|---|---|---|
| 提供 | 一般提供(AWS、Google Cloud、Azure を含む) | 審査制プログラム(CVP、LSVP)のみ。現在は一部の米国の組織に限定 |
| API の ID | claude-fable-5-1 |
公表なし |
料金
Fable 5.1 の料金は Fable 5 と同じ、入力100万トークンあたり $10、出力 $50 です。キャッシュ読み込みは $0.25 と75%下がりました。Anthropic は、通常の使い方で約25%、エージェント的な作業が多い場合は最大約45%、Fable 5 より費用が下がると見積もっています。
安全対策の変更
- Claude Code で、サイバー関連の安全対策が作業を止める回数が1セッションあたり約60%減りました。脆弱性を見つけることはできますが、攻撃コードは作りません。ペネトレーションテストなどは Opus 系のモデルに回されます。
- 基本的な生物・医療の質問で安全対策が誤って働く回数が85%減りました。
- 新しい API アカウントでは、過去の思考の記録を残したまま文脈を手で書き換えることができなくなりました(蒸留対策)。
- 2026年8月2日以降に公開したモデルの出力には、EU AI Act の行動規範に沿って電子透かしが入ります。
公表された結果
Fable 5.1 は Terminal-Bench 4.0 で55.8%(Mythos 5.1 は60.9%)、Humanity's Last Exam でツールなし60.9%・ツールあり65.0% と公表されています。Claude Code での既定の effort は High、Claude.ai と Claude Cowork では Medium です。
読み方のポイント
一般の開発者や企業が使うのは Fable 5.1 です。1週間後に出た Opus 5.5 は、多くの作業で Fable 5.1 と同じ水準を、より安い料金(入力 $4 / 出力 $20)で出すとされており、用途によってはそちらが先の候補になります。
出典
この記事で扱った企業
- Anthropicアンソロピック
この記事で扱ったモデル
- Claude Fable 5.1Anthropic
- Claude Mythos 5.1Anthropic